永遠


谷川俊太郎さんの
あの人が来て
という詩をよんでいたのでした。



あのひとが来て
長くて短い夢のような一日が始まった

あのひとの手に触れて
あのひとの頬に触れて
あのひとの目をのぞきこんで
あのひとの胸に手を置いた


そのあとのことは覚えていない
外は雨で一本の木が濡れそぼって立っていた
あの木は私たちよりも長生きする
そう思ったら突然いま自分がどんなに幸せか分かった


あのひとはいつかいなくなる
私も私の大切な友人たちもいつかいなくなる
でもあの木はいなくならない
木の下の石ころも土もいなくならない


夜になって雨が上がり星が瞬き始めた
時間は永遠の娘 歓びは哀しみの息子
あのひとのかたわらで
いつまでも終わらない音楽を聞いた




明日の朝食べる予定の
ラズベリー・デニッシュです。
ひとや
植物や果物の、ぬくもりのある形、が好きです。
今夜は七夕ですね♥♡